痩せてキレイになったようですが、どうやら今度はニオイ対策をしなくてはいけないようです!
どんなダイエット方法にもメリット・デメリットがあるものです。
最近流行の糖質制限ダイエットでは、成功しやすかったり、リバウンドも防止できたりするメリットが注目されていますが。
糖質ダイエット経験者に共通して【ダイエット臭】というワードが話題になっているようです、今回はそんな新たなダイエットの敵【ダイエット臭】について詳しくお伝えしていこうと思います。
ダイエット臭とは
「ダイエット方法が間違っていますよ。栄養不足です。栄養を摂取してください。」
という体からのサインです!
炭水化物カットのダイエットや、極端なカロリー制限など、間違ったダイエットをしていると、体から臭いが発せられます。
本人は気づいていない場合や、慣れてしまってわからない場合が多く、周りから指摘されて、初めて気づく場合も多いようです。
どんな臭い
その臭いは他人であれば必ず気づくレベルの臭いで、甘酸っぱく不快な悪臭といえます。
極端なダイエットを行うと、基礎代謝が低下し、ケトン体が生み出されます。このケトン体こそが、ダイエット臭の主な原因です。
簡単に言うと、飢餓状態に陥った体が、なんとかエネルギーを作り出そうと、不完全燃焼する過程の中で、不運にも生まれてしまったものが、このダイエット臭なのです。
ダイエット臭が発生する原因
ダイエットをしようと思ったとき、どのような方法を思い浮かべますか?特に女性であれば、炭水化物やスイーツを制限する、糖質制限を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
少し押さえる程度であれば良いのですが、極端な糖質制限はケトン体を生み出します。
必要エネルギーが不足していると感じた体は、不足した糖質を補うために、脂肪を分解してブドウ糖とケトン体を作り出します。
糖質制限だけで、運動を併用しないことが大きな原因の1つと言えるでしょう。
ケトン体(臭)とは
ケトン体自体は、心筋や筋肉のエネルギー源になり、体に害のあるものではありませんが、ほとんどの臓器がケトン体ではなく、ブドウ糖を優先的に使います。
結果、糖分不足で急遽作られることとなったケトン体は、通常の量よりも多く分泌されます。
血糖値を下げる運動(ウォーキング、ジョギング、スイミング等)をしていれば、筋肉がケトン体をエネルギー源として消費しますが、運動をしない場合は、それが、尿や呼吸によって外に出てきます。
それこそがダイエット臭と言われる、ケトン臭なのです。
ダイエット臭の予防対策
ケトン体の説明で紹介したとおり、ケトン体は、血糖値を下げる運動を行うことで消費できます。有酸素運動と呼ばれる、
- ウォーキング
- ジョギング
- スイミング
などです。他にも、筋肉トレーニングも効果的です。
なぜなら、筋肉を、維持または強化することで、基礎代謝の低下を防ぐことができるからです。それらの運動ができれば、ダイエット臭を予防できます。
ダイエット臭を消す方法
しかし、体を動かすダイエットはなかなか長続きしないものです。では、ダイエット臭がしてしまった場合に消す方法を紹介します。
1食べ物編
ケトン体が多くなると、体が酸性に傾く傾向があります。そのため、アルカリ性の食品を摂取することで、ダイエット臭が抑えられます。
- 野菜
- 大豆
- 海藻
- 果物
これらはアルカリ性です。
次に、
体臭に効果的な食材を効能ごとに紹介します、代謝を活性化させるのに良い食べ物は、
- 緑黄色野菜全般
- 大豆
- きのこ類
- 海藻
- 果物
脂肪の不完全燃焼に良いのは、
- 酢
- 梅干し
- 柑橘類
発汗性を高めるのに良いのは、
- しょうが
- 葛(クズ)
脂肪の不完全燃焼を防ぐことで、臭いの元となるケトン体を消しましょう。
2.運動と発汗
汗をかくことも重要です。運動はもちろん、岩盤浴や半身浴などでも構いませんので、しっかり汗を流しましょう。しっかり水分も摂取してください。
3.糖質制限のしばりを緩くしましょう。
糖質不足が、全ての元凶です。せっかく体重が減っても、不快臭を漂わせていては台無しです。極端なダイエットはやめましょう。
それでも治らない時は
他の病気やニオイの原因を疑いましょう。
- ストレス臭
- 肉類などの動物性タンパク質の摂り過ぎ
- 単純に水分が足りていないだけ
- 加齢臭
- 体質的な遺伝によるもの
ダイエット臭以外でありがちなのが《ストレス臭》でしょう。
そして、
運動は一切せずに、糖質制限ダイエットを本格的に取り組んでいる方は、肉や卵などの動物性タンパク質の摂取しすぎによる、コレステロール上昇と関係しているかもしれません。
糖質制限ダイエットは必ず運動と併せて行うことをオススメします。
無理なダイエットには代償がつきもの
皆さんは、何のためにダイエットをしていますか?
または、何のためにダイエットをしようとしていますか?
ダイエットに明確なビジョンはありますか?
体重ではなく、見た目を意識していますか?
極端な食事制限をして短期間で体重が減ったとして、それはあなたが本当に理想としていた体型ですか?
無理なダイエットには代償がつきものです。今回紹介したダイエット臭はその一つです。痩せても、周りに嫌な顔されるような臭いを漂わせていては、何のためにダイエットをしたのかわかりません。
せっかく美しく、格好良くなろうとしているのであれば、体も心も健やかでなくてはなりません。
運動と食事を見直した長期的なダイエットで、心にも体にも良いダイエットを行ってくださいね。