糖質制限ダイエットが流行り始めてからというものの、現代では何かと糖質や炭水化物を悪と見なす傾向にあります。
糖質ばかりに目が行って、視野が狭くなっていませんか?
カロリー、脂質、タンパク質ともバランスよく付き合っていく必要があるでしょう。
今回はダイエット中の食べ物について解説していきたいと思います。
もくじ
そもそもカロリーとはなんぞや?
糖質や脂質やタンパク質には、それぞれ1gあたり決まった量のカロリーが含まれています。
1gあたりのカロリー量 | |
糖質 | 4㎉ |
脂質 | 9㎉ |
タンパク質 | 4㎉ |
エネルギーや熱量とも言われるカロリーですが、役割は主に体を働かせるために消費されていきます。
運動すれば当然カロリーは消費されますが、じっと動かないでいても常に
「基礎代謝」
という形で常に人の体はエネルギーを使って生きています。
太る理由は「このカロリーを取りすぎて体内に余った時」
と言われています。
しかしカロリーだけに注目していても、太る原因は掴めません。
タンパク質で摂り過ぎたカロリーは蓄積されにくい
タンパク質は体内でアミノ酸に分解される性質をもっています。
アミノ酸は摂り過ぎた場合、体外へ排出されるため、タンパク質で太るという説は考えにくいでしょう。
一日の適正摂取カロリーをオーバーすると太ると言われていますが、それは
「脂質」と「糖質」
のことを示しており。
カロリーが太る説そのものが曖昧な答えだと言えます。
脂質は高カロリーだから1番太る栄養なの?
次に考えていきたいのが、揚げ物やお肉の脂身(霜降りの部分)などに多く含まれる
「脂質」です。
脂質は3代栄養素の中でも、1gに含まれるカロリーが最も高い成分です。
しかし先ほどタンパク質について上述したように、カロリーが太る原因ではありません。
「じゃあ脂質もタンパク質と同様にたくさん食べてもいいの?」
と疑問が湧くでしょう。
脂質が脂肪に変わる根本的な理由はありませんが、ダイエットの邪魔をすることは明らかです。
高カロリーな脂質を多く摂取すれば、体内にエネルギーが有り余ってしまいます。
それだけでは太りませんが、本来消費されるべく糖質が上手く分解されなくなり、
結果として残された糖質で太ってしまうのです。
「摂り過ぎた脂質は間接的に、糖質をため込む手助けをしてしまっている」
こう考えるとイメージが付きやすいでしょう。
太る元凶!ダイエットの敵はやはり糖質だった
消費されずに余った栄養素が、中性脂肪に変化してしまうのは糖質です。
直接的な肥満への原因はやはり糖質にあります。
炭水化物と糖質の違いや、何グラム糖質を摂ると太るのか?詳細は別記事で紹介しています↓
太る元凶とも呼べる糖質を断つことで、成功されている有名人や某ダイエットジムなどが多いことから、
現代のダイエット法の王道は糖質制限だということです。
おまけ~アルコールとカロリーについて
アルコールのカロリーは1gあたり7㎉です。
高めの数値ですが、アルコールは体内で毒素とみなされるので、短時間で体外に排出されます。
よってアルコール自体は太る原因にはなりません。
しかし脂質と同じように、糖質の代謝を妨げる働きをすることが分かっています。
肝臓がアルコールの分解で忙しくなり、優先順位が毒素の排出を1番とするため、
他の栄養素(糖質や脂質)の消費を遅らせてしまうのです。
このことから、太ってしまう根本はやはり糖にあり、
その手助けを行うのが脂質やアルコールということが分かります。
まとめ
カロリーだけを計測して食事を選んでも、効率よく痩せることは難しいです。
太る原因は糖質の多量摂取ですが、それに拍車をかけるのは脂質やアルコールです。
結局食べれば太る、これは間違いないことですが、食べても太りずらいのがタンパク質です。
このことから、
「糖をなるべく控えて高タンパクな食事にする」
といったライザップ流のようなの食事方法がベストということになりました。