一日二食が太る理由とは?昼食or夕食どっちを抜いても効果なし

ランチを前にして、悩む女性。

「辛い運動でカロリー消費をするくらいなら、1食抜いて減量した方が効率的。」

そう思って、1日2食ダイエットに取り組みますが果たして結果は…

 

なかなか痩せない

 

そんなオチです。。

食事量を減らしているのに、体重の変化は無し、場合によっては太ってしまう人も少なくありません。

一日二食はナゼ太るのか?理由を調査

1日3食より明らかに2食の方が摂取カロリーは少ないのに、なぜ食事回数を減らしただけで太ってしまうのでしょうか。

その気になる理由は、人間が栄養を体に蓄える仕組みにあります。

1回の食事で多くの栄養を逃さず吸収

一日二食ダイエットで太ってしまう主な理由は、

「長い空腹時間にあります。」

昼食を抜いた場合、何も食べない時間は朝から夜までの10時間から12時間に及びます。

普通に生活していれば、正午過ぎには腹ペコになりますが、昼食を抜くので長時間の空腹状態に耐える必要があります。

 

この時間が問題なのです。

 

頭では、このあと夕食を食べられると分かっていても、

体(自律神経)は素直なので、

 

「いつになったら次の食事にありつけるのか知りません。」

 

血糖値が著しく下がってしまうので、何かを口にしない限りは、体は危険信号を出し続けます。

よって危機回避のために、10時間ぶりに胃に入った夕食(食べ物)から、もれなく栄養を貯蔵するようになります。

なので少ない食事でも、効率よく糖や脂質を吸収してしまい、太ってしまうのです。

空腹の反動で無意識に沢山食べてしまう

もう一つの理由はシンプルです、理性さえ保つことが出来れば防げるのですが…

どうしても1食抜いているので、反動で毎食毎食をドカ食いしてしまいます。

 

「私は痩せたい意思が強いから大丈夫!!」

 

と誓っていても、1日2食で尚且つ少食に留めるのは至難の業です。

朝ごはんから何も食べていなければ、おうちに帰ったあとの夕食は格別に美味しいですからね。

我慢はストレスの元、ストレスは暴飲暴食の元です。

どっちにしても、1日2食ダイエットで痩せることは難しいのです。

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昼食・夕食どっちも抜かない効果的な1日2食ダイエット

上述したように、1日2食ダイエットで太る理由は「何も食べない空腹時間」にあります。

1日3食というサイクルは、人が日中に活動するための効率的な間隔です。

人間の体の中でも、特に脳は非常にエネルギーを使用する器官で、1回の食事から約2~3割のエネルギー(糖)を摂取しています。

このため1食でも抜けば、活動パフォーマンスが低下することは目に見えており、1日3食は理にかなっている食事方法なのです。

それをダイエットの為にと、無理に1日2食習慣に切り替えることは、本来あるべき形ではないでしょう。

それでも1食抜きたいと考えるなら、続きをご覧下さい。

1食の間隔を8時間以内にする方法

昼抜くのも夜抜くのも、どちらも極端な制限です。

朝ごはんを午前7時に食べて、夕食を午後7時に食べたら、間の時間は12時間です。

昼食を正午に食べて、夕食を抜いて夜11時に就寝した場合も、およそ12時間空腹が続きます。

お腹が空いている時間が長ければ長い程、次回の食事で沢山の栄養を吸収して、結果太りやすくなってしまいます。

それだけでなく、食べていない時間帯は脳が回らなく、本来の能力が低下してしまいます。

そうならないためには、

 

【起きている間、お腹が空いている時間を均等に保つようにします。】

 

1日24時間ですが、寝ている時間(7時間)をノーカウントとして、昼間の活動時間を17時間とします。

17を2で割ると8.5で、約8時間とします。

1日2食でも、食べない空腹の時間を8時間と均一に定めることで、集中力の低下や太りやすくなる等のデメリットを軽減されます。

 

例1

午前10時に1食、8時間後の午後6時に1食、そして深夜1時に就寝。

例2

午前9時に1食、8時間後の午後5時に1食、そして深夜0時に就寝。

 

食べた物が胃の中で完全に消化されるには、8時間かかると言われています。

この法則で1日2食ダイエットを行えば、普段使いすぎている胃を休めることも出来ますし、リバウンドのリスク軽減にもなります。

ただし、食べすぎれば当然太ってしまうので、8時間でかなり空腹になってしまう人は、量を控えて1日3食食べる方が向いているでしょう。

まとめ

1日2食ダイエットのコツは、自分観察です。

どのくらい食べない時間を空けたら、

  • 我慢の限界になるか?
  • ストレスの加減はどうか?

分析することが重要です。

仕事でエネルギーを大量消費する人には向いていませんし、頑張りすぎはリバウンドの引きがねになります。

8時間おきの食事で痩せる人も居れば、太る人もいます。

なので毎日体重を計って、1日2食ダイエットが自分の体質に合っているのかどうか、見極めながら取り組んでいきましょう。